ロビンはいかにして生まれたか?

ロビンフッドはイングランドの伝説上の人物
「実在したんじゃね?」という意見もあるけど、確実な証拠・資料はない
色んな伝承が合わさって「ロビンフッド伝説」になった可能性が高いそうな
12・13・14世紀には、いくつかの資料に登場するので…そこら辺の時代に伝説的なものが作られていったのかもね
ロビンの伝説の時代設定は「イングランド王エドワード1世の時代である13世紀頃」になったり、リチャード1世の12世紀頃になったり、と変容しているよ
「弓の名手で、森に住んで、緑の服で、アウトロー集団の首領で義賊」という一般的な設定(イメージ)は比較的新しいもので、19世紀あたりから描かれるようになったそうな…
『モンテ・クリスト伯(巌窟王)』を書いた「大デュマ」も「ロビンフッドを題材にした作品」を執筆しているから…
昔からなんとなくあった伝説が、近代以降のフィクション作品によって、現在のイメージが作られていったんだね


▶モデル

ロビンフッドのモデルとされる人物は何人かいるそうだよ
その1人が「ヘリワード・ザ・ウェイク」だよ
彼は11世紀の伝説的人物 フランスからやって来たノルマン人の侵攻に抵抗した貴族
以前のイングランドはサクソン人やデーン人が各地に割拠していた
だけど、ノルマン人が侵攻してきてサクソン人たちは所領を追われるハメになる 「ふざけんじゃねー!」って感じで、彼らはノルマン人に抵抗 
そんなサクソン人たちのリーダー的存在がヘリワード
ヘリワードは湿地帯などに隠れて抵抗を続けたが、最後はイングランド王ウィリアム1世に降伏する。
そんな彼の人生がモデルとなり、「ロビンフッド」が生まれたんだそうな
ロビンフッドの物語のほとんどは「支配者に抵抗する」というような流れのお話が多いからね


▶その他の登場人物

ロビンフッドの物語には「Merry Men」と呼ばれる仲間や「ジョン王」などの敵キャラも登場する事が多い。
まずは、ロビンの仲間たちから紹介するよ。

1 リトル・ジョン
名前に反して大柄な体型の男 
ロビンフッドを題材にした作品では頻繁に登場するキャラ
丸木橋の上でロビンと喧嘩をしたことで仲良くなるよ
「お前なかなかやるな…」⇒「ふっお前こそ」っていう王道のアレですね、分かります
物語おいては、棍棒を振り回して悪党をなぎ倒すよ
基本的にロビンと行動を共にするけど、ノッチンガム代官を懲らしめるために変装して近付くなどの小技もこなす

その他、ヒロイン的なポジションでお転婆な庶民だったり、
貴族だったりする「乙女マリアン」
禿げていることが多い「タック修道士」 
モブキャラの「粉屋のせがれマッチ」や「ウィル・スカーレット」などなど…
名前は統一されることが多いけど、作品に応じて性格や設定が変わったりすることも多いよ
その辺は「円卓の騎士」に似てるね 
彼らも名前は同じでも、設定とか役割が変わったりする事が多いからね
円卓の
まあ…円卓の方は問題児が多い気もするけど…
ランスロットとかアグラヴェインとかモードレッドとか…



2 ジョン王
悪役として描かれることが多い実在したイングランド王
史実的にも…重税を課して反発されたり、フランスとの戦争で領土を多く失ったりと、
失敗が多い
当時から現在まで評判が悪く「英国史上最悪の君主」と呼ばれることもある…
最近では「まあ、そこまで言わんでも…」って言う声もあるけどね

3 リチャード1世
物語では「ロビンたちの助っ人的なポジション」であることが多い実在するイングランド王
獅子心王とかRichard the Lionheartとも呼ばれる
ジョン王のお兄ちゃんに当たる 弟のジョンとは違い当時から今でも評価が高い 
「戦上手」とか「騎士道の鏡」とか色々褒められてるけど…
「戦争しすぎ、軍事費かけすぎ、そのツケを払わされたジョン王かわいそう」といった意見もある

 その他にも「ヘアフォード司教」や「ノッティンガムの代官」とか、日本で言う「悪代官と越後屋」的なポジジョンのキャラもいる