今回はFGOにおけるガウェインの台詞(マイルーム)の
元ネタなどを解説します。
※太文字「」にあるのがガウェインの台詞です。



▶嫌いなもの

「できれば避けたいものですか? いえ、言うに及びません。
強いて言えば、そう、年上の……いえ、これ以上は」
 

この台詞の「年上の…」というのは「TYPE-MOON WiKi」によると…ガウェインと結婚した「ラグネル」だそうだよ。
15世紀の文学『ガウェイン卿とラグネルの結婚』において、彼は「ブサイクな女性と無理矢理に結婚」させられちゃってるからね…かなりトラウマみたいだね。
まあ、結果的には呪いが解けて美人になるんですけどねー!


▶聖杯について
「聖杯ですか……かつての私はそれを得ることは
叶いませんでした。我ら円卓の騎士の中で、
それを手にしたのはただ1人」 

聖杯を手にした、ただ1人の騎士…
それはもちろん、ランスロットの息子ッギャラハッド!
ということになっているが!
『アーサー王の死』では、確かにギャラハッドだけが聖杯を手にして昇天してるけど…
それより前の作品だと、パーシヴァルやガウェインが聖杯をゲットしてるんだよね
1180年代のフランス文学『ペルスヴァルまたは聖杯の物語(未完)』やドイツの『パルチヴァール』などではパーシヴァルが。1220年代のドイツの詩『The Crown(原題:Diu Crône)』だとガウェインが聖杯をゲットしているよ。
でも、Fateの世界観だとギャラハッドだけ…みたいだね。


▶円卓の騎士サーヴァント所持時
「間違えるはずもありません。この懐かしき空気。
誇り高き円卓の騎士たちよ。ですが、ボールスであれば
少しそこに座りなさい。教育的指導をしなくては」

「ボールス」っていうのは、円卓の騎士の1人だね

「なぜガウェインがボールスに教育的指導をするつもりなのか?」は、ちょっと分からなかったけど…
漫画『Fate/EXTRA CCC FoxTail』において、温泉の女湯を覗くミッションに誘ってきた間桐シンジに「ボールスを思い出す」と言っているみたいだから…
Fateだと「スケベで危なっかしい騎士」っていうキャラなのかもね…真面目なガウェインとしては、それが許せず「教育的指導」をしようとした、と…


▶兄弟について
「私には兄弟たちがいました。
いずれも、えぇ、優れた騎士でした。
別れはみな、唐突なものでしたが」

ガウェインには…ガヘリス、ガレス、アグラヴェインという3人の弟がいるよ

父親は違うけど「モードレッド」も一応、弟ではあるよ
母親「モルゴース」、父親「ロット王」なのが「ガヘリス、ガレス、アグラヴェイン」
母親「モルゴース」、父親「アーサー王」なのがモードレッド
そんな彼らの「別れ」は…
アグラヴェイン ランスロットとアーサー王の妻・グィネヴィアの不倫現場を取り押さえたアグラヴェイン!
「これは大スクープになるぜ!ヒャッハー!」と喜んでいたら!
その場を脱出しようとしたランスロットに斬られちゃうよ!
アグラヴェインと一緒に現場を押さえた「ガウェインの息子・フローレンス、ロヴェル、ガングランを含む12,3人の騎士」もランスロットに斬られちゃうよ!
ガヘリス、ガレス そんなこんなでグィネヴィアは不倫の罪で火あぶりにされることに! 
ガヘリスとガレスは処刑場を警護していた… そこへグィネヴィアを救出に来たランスロットに斬られてしまう  
2人はランスロットを尊敬しており、万が一彼が救出に現れても傷つけないよう「非武装」だったのである…

…つまり、ガウェインは「兄弟を3人・息子を3人殺されている」ということだね…

▶ランスロット(剣)所持時

「サー・ランスロット、貴方の言い分も分かります。
なぜなら私たちは、ともに王を救えなかったのですから。
本当に断じるべきは、貴方を許せなかった我が身の未熟こそ」

ランスロットの裏切りが、ある意味で王国崩壊の原因とも言えるのに…恨み言も言わず… 
それどころか自分の未熟さを恥じるガウェイン…
ああ! う…美しすぎます


▶緑の騎士について
 「かつてのブリテンのおり、緑の騎士という人物との戦いは実に過酷でした。モルガンの魔術により魔物と化した悲しき男。
あれは、私に試練を与えるために来たのです」
「私は緑の騎士の試練を果たしきれなかった。
しかし、我が王アーサーは私の行いを讃えてくださった。
私こそ誉れの騎士であると。あの瞬間を、私は決して忘れません」

この台詞の元ネタは、14世紀のイングランド文学『ガウェイン卿と緑の騎士(作者不明ッ)』のお話だね
ガウェインが全身緑の騎士と「首切り落としゲーム」という超物騒なゲームを挑まれる
ガウェインは緑の騎士の首を切り落とすが、その騎士は死ななかった
そして、「1年後、緑の礼拝堂で待つ。そこでお前に仕返しの一撃をくれてやるわ!」と言い残し、立ち去った
こうしてガウェインは「緑の礼拝堂」を目指して旅に出た…という感じのお話だよ
ネタバレすると…その緑の騎士はベルシラックっていう人で、モルガン(モーガン・ル・フェイ)の呪いのせいで緑になっていたのだ。
モルガンって言うのは、アーサー王の父親違い(ゴルロイス)の姉だよ


▶モードレッド所持時
「モードレッド……あの叛逆者がなぜ英霊などと……。
いや、私怨で物は語れまい。
善であれ悪であれ今は力を合わせなくては」

原典(アーサー王の死)におけるモードレッドとガウェインの関係は…なんか微妙
円卓の騎士「ラモラック」を「自分の父親の仇の息子」という理由でガウェインは暗殺するんだけど…
その時のメンバーが「ガウェイン、ガヘリス、ガレス、アグラヴェイン、モードレッド」なんだよね
「4人で仲良く暗殺したな~」と思ったら、ランスロットが裏切って…モードレッドも裏切って…
そしてガウェインはランスロットとの一騎打ちで受けた傷が回復しないまま、モードレッド軍と戦い重傷を負ってしまう
彼はアーサー王に「自分の強情がモードレッドの反乱を引き起こしたことを反省し…ランスロットへの謝罪と援軍を要請する手紙」を書き残して息絶えたのである…



ガウェインりy2ガウェインの他、ランスロット、パーシヴァル、マーリンについて